おたより
- 2024/01/31
- 2月の園だよりです。
保育室から子どもたちの歌声が聞こえてきます。朝とお帰りのお祈りの時は、いつも「聖歌」が聞こえます。「聖歌」もお祈りです。聖劇では、たくさんの「聖歌」を歌ってくれました。幼稚園の頃に歌った歌は、大人になっても覚えているようです。
5年程前、私の家のお隣に住んでいた60歳くらいのご主人が、思い出したように「僕は、カトリック幼稚園に通っててね、今でも困ったときにはお祈りや歌を思い出して、父と子聖霊のみ名によってアーメン、ってお祈りするんやで。」と笑いながら話してくださいました。2年間の幼稚園生活で覚えたお祈りを、ずっと心の支えにされてきたようです。
言葉で唱えるお祈りも、歌でお捧げするお祈りも、これから先の子どもたちが歩む道の光となり、心の支えとなることを願います。
クラスでは生活発表会の準備も進んでいます。保護者の皆様がご覧になる当日の姿が、点数をつけるならそれぞれのお子様の100 点満点です。舞台に上がる一歩を何とか踏み出せたものの、そのまま固まってしまうお子様や、ふざけて気持ちを紛らわせるお子様、見てもらう喜びを感じていつも以上にはりきって役になりきれるお子様など、様子はさまざまです。
それぞれがそれぞれの葛藤と向き合った結果として、精いっぱいの姿を見せてくれます。ぜひ、お帰りになったら、その一人ひとりの姿を認め、ほめてあげていただきたいと思います。
作品展では、子どもたちがそれぞれ取り組んできた作品が並びます。一人ひとりの個性が光る素晴らしい作品ばかりです。作品を見ながら、「きれいな色だね」「どうやって作ったの?」などお話をたくさん聞いてあげてください。お子様と共有される気持ちやその時間を大切に持ち帰っていただきたいと思います。
寒さが厳しい頃となりました。どうぞ、体調管理に気をつけてお過ごしください。
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